2024年8月5日月曜日

休題 その五百三十七

 


 井上尚弥の次戦が決まった。アイルランドのドヘニー選手で、元IBFスーパーバンタム級チャンピオンである。三十七才で盛りを過ぎているので、こりゃあ楽勝かと思っていた。海外の評価も、弱い奴を相手にPFP狙いかってな感じだった。

 東京ドームのネリ戦で予備の役を果たしてくれた(ネリが好い加減な奴だからね)義理を、大橋ジムとしては果たしたかったのだろう。話が決まろうとしている最中にWBAからアフマダリエフとの指名試合を命じて来た。実行しなければチャンピオンベルト剥奪と言う。欲しければ返す、と大橋ジムは突っぱねた。見事に筋を通しましたなあ。

 ドヘニー氏が尚弥氏のスパークリングパートナーのラミド氏を、1ラウンドでKOしたのは衝撃だった。え、ネリよりヤバい奴じゃないのか? モロに一発で倒したと言える。

 他の試合も幾つか見たら、接近戦もアウトボクシングも行ける。体が太く偉くタフな感じだ。L字ガードも巧みだし、左フックの威力が半端ない。引きフック迄巧い。

 スピードは尚弥氏とは比べる迄もないが、上下に打ち分けて前手で気を散らせ、左フックを打ち込む思い切りの良さは、ネリ氏に勝るかと思われる。見た感じ、一発の威力もネリ氏を上回る。ド素人が偉そうに語って済みませんねえw

 色々のユーチューバーが取り上げているが、尚弥氏の負けは考えられないと口を揃えて言う。そして皆さん、でも油断すると危険だと付け加える。油断しないのが尚弥氏なのだが、何があるのか分からないのがボクシングだそうだ。現にこの間ダウンを喫したし。

 楽勝気分は消えてしまった。老獪なハードパンチャーと印象が変わった。何せあだ名が”ザ・パワー”なんだから。計量をパスしてから翌日の試合迄に12㎏体重を戻すと言う特技(?)も持っている。尚弥氏は2階級以上上の相手と戦う有様になる。絶対勝つとは信じてるんだけど、絶対はないです。

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