2026年1月2日金曜日

休題 その六百十五

 


 穏やかなお正月を迎えて、皆様おめでとう御座います。

 箱根駅伝往路が終わって、明日勝負が決するのだが、既に青山学園三連覇が見えたので今日書いておく。予想が外れればとても嬉しいが、まず外れる事はないでしょう。

 一区は城西がトップで青山は十六位だった。直ぐにトップは中央大学になり、早稲田が続く展開で暫く進んだ。箱根駅伝伝統校同士の戦いである。優勝回数は中央が十四回でトップ、早稲田がそれに次ぐ十三回なのだ。あたしは伝統校の鍔迫り合いだとワクワクした。何十年振りの出来事だろうか。そんな楽しみも、青山が圏外にいるからこそである。

 処がですよ、青山はじりじりと順位を上げて、山登りの五区に掛かる時は五位に付けていた。トップの中央との差は三分二十四秒、普通なら安全圏だが、青山の黒田キャプテンは違った。城西大学と国学院を抜き、早稲田に抜かれて二位の中央を抜き、あと1Kmで早稲田を抜き去ってトップでテープを切った。

 区間記録を一分五十五秒も縮めた途轍もない区間新記録であった。普通は数秒とか十数秒縮めるもんでしょうが。黒田君は時計を持たずに走る。自分のペースを信じると言う事だろう。そしてそうなった。

 早稲田も決して遅くはなかった。当然逃げ切れる場面だったが、黒田君がバケモノ級であったのだ。うーん、全体の水準はこうして上がって行くのですね。

 インタビューで黒田君は「私が”新山の神です”」と言い切った。全くその通りです。当分破られない記録であろう。

 青山に何の恨みもないが、復路はグリーンの独走になるのだから面白くも何ともない。早稲田か中央が抜き返せば面白くなるが、選手の厚みが違う。とてもじゃないが、無理な相談ってもんでしょう。復路が詰まんなくなっちまったが、実力の差ってもんです。

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