2025年10月17日金曜日

閑話 その五百十一


 

 二章に亘って大山を書いた。ついでと言っては何だけど(何?)、大山の遭難にが多いので、一寸と転倒と滑落とを深堀(って程じゃないけど)して見ましょう。

 転倒とは転ぶ事。当たり前だろうって?そうなんだけど、状況に依って全く異なるのだ。登りや平地の転倒は未だ良い。転ばないのが一番良いが、転ぶ事もある。特に年を取ると一寸とした事、木の根に引っ掛かったり、岩に蹴躓いたり、木の階段で滑ったりする。若者は、おっと危ない、で済むのだが年寄りはバタンと倒れる。場合によっては突いた手を折ったりする。

 これが下りで、しかも躓いたらヤバい。考えても分かるでしょうが、バタンでは済まないって。その上急坂だったら、悲劇である。滑って転ぶなら未だ増しだ。尻もちをつけば良い。これも急坂だったら少々滑り落ちるかも。でも悲劇ではない。ズボンは汚れるけどねw

 滑落は滑って(或いは踏み外して)斜面を落ちる事だ。登山道から落ちる場合が殆どだ。これはとても危ない。特に細い尾根なら左右は崖と言う場合が多い。詰まり崖に落ちるのだ。あたしが前穂高の下りで左足がクネリと力を失って左にダイブした様な事になる。あの時右足がクネリとしたら、右にダイブして死んでました。

 登山道での滑落はつづら折れで起き易い。冬の南アルプス茶臼避難小屋の下りで滑り、ダダ―っと道を三つ程越えて落ちた。つづら折れは急な所と決まっているので、一気に落ちる。六十歳位だったから、イテテテで済んだが、今なら怪我の一つもしてるでしょうね。

 Yも大室山の下りのつづら折れで転倒し、道を三つ程越えた。ゴロリンと転がってダーっと落ちたのはあたしと同じ。彼は五十代だったので、イテテテで済んだ。今なら、いや今は登れないから大丈夫だ。

 急な下りで亡くなる人は意外と多いのです。矢張り、全然深堀なんかじゃなかったですなあw

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