2025年8月12日火曜日

休題 その五百八十九

 

 Yもあたしも山へ行けなくなったので、しょっちゅう会っていたのに顔を合わす事も稀になった。では二人で暑気払いでもやるか、と新宿の例の灰皿のある店に行った。連休初日の九日だ。

 久し振りだもんで話が弾み、つい飲み過ぎた。って言ったってサワーを五杯かな、四杯半かな、どっちにしろ大した量ではない。ところがどっこい、あたしには飲み過ぎになったのだ。そうです、加齢に依り酒が途轍もなく弱くなった。前はYに「もっと飲まないかよ」と言っていたのに逆になり、Yに合わせるとベロベロになる塩梅、情けんなかですよ。

 今迄で山で一番怖い思いをしたのはどのシーンだ、との話になった。Yは水無川の木ノ俣大日沢の大ガレ場だと言う。ああ、あれね。偉く急峻で壮大なガレ場のギャップを越すのに苦労した奴だ。あたしは全然怖くなかったよ、もしYが登れなかったら尊仏山荘でザイルを借りて引き上げるつもりだったから、と笑ったが、そのギャップを越えた時には「やったーっ!」と叫んだのだから、あたしも相当怖い思いをしたに違いない。余りに昔の事なので、きっと怖さを忘れたのだろう(惚け?)。

 別れてから小田急で座って、気付いたら終点の相模大野だった。小田原行きじゃなくて良かった。多分途中で目が覚めるだろうけど。

 その日は長女が孫二人を連れて泊りに来ていた。翌朝は軽い二日酔い、長女の夫が午前中にやって来て、何と又もや酒盛りになった。久し振りなので話が弾み、ついつい飲んでしまう。Yと違って共通の趣味はないのだが、何だかんだと言って話が合ってしまう。

 結局三日酔いになってしもうただ。喜寿ともなるとあらゆる機能が衰える。そうじゃない人も勿論いるが、それはそう言う人だ。八十過ぎても蛭をピストンできる人もいる。元々そう造りの人。トレーニングとか関係ない、とあたしは思う様になりました。

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