2025年4月2日水曜日

クソ面倒な話 その百九



 二十七年も前の「ビッグバン危うし」と言う本がある。既にその頃からビッグバンに不都合な事実が観測されていた。ダークマターとダークエネルギー、全く解明されないこの二つの”ダーク”がなければ、現在の宇宙は成り立たないのだ。

 最大の疑問は、当時明らかになりつつあったグレートウオールの存在だ。銀河群が巨大な泡の様な形状をなしている。何と、泡の直径は一億光年を超える。ビッグバンから百五十億年、そんな大規模構造ができるには短過ぎる。いやはや、百五十億年が短い世界ってw

 そして今、ジェームスウエッブ望遠鏡の登場で新たな観測結果が矢継ぎ早である。望遠鏡と言うより赤外線探査アンテナと呼ぶべきかも。直径6.5m、地球から1500000㎞のラグランジュ点にあって、深淵な宇宙を探っている。ビッグバンから五億年後と計算される銀河が、予測の十万倍(!)も見つかった。それが皆、滑らかで綺麗な渦を持つ。小銀河が衝突を繰り返し大きな銀河になると言うのが定説だっので、当然銀河は凸凹である筈だ。そして、その頃はそんなに銀河は生まれていない筈だ。そしてそして、ビッグバンより五億年も若い銀河迄見つかった。ビッグバン以前の銀河!

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 ビッグバン理論は宇宙論の一つに過ぎないのだが、世の扱いは”真理”である。依って宇宙関係の本はビッグバンに則った(のっとった)ものばかり、あたしゃあ実に詰まらない思いをさせられている。

 トマス・クーン氏が科学はどの様にして発展するか、に対して新たな視点を提示した。科学は細かな事柄の蓄積に依って発展するのではなく、一つの世界観がもう一つの世界観に取って代わる事で起こる、と。このパラダイム革命と名付けられた科学観が、ビッグバン理論に引導を渡す日もそう遠い事ではあるまいその時にあたしが生きてるかは不明だがねw

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