2025年4月29日火曜日

休題 その五百七十四

 

 トランプ氏がNATOに厳しい。駐留米軍も三分の一を減らすと言う。そしてNATO加盟国にはGDP5%の軍事費を要求、欧州は欧州で守れ、アメリカを頼るなとのメッセージであろう。浮いた軍事力を極東に回してくれるなら歓迎だが、怪しいものだ。

 米軍の主力はドイツにあり、四万人が駐屯する。今や最前線となったポーランドには一万五千人、ロシアに接しているラトビアには千六百人しかいない。

 地政学研究者のユーチューブを偶々見た。1871年にプロイセンを中心として三十九ヵ国の小国を統一してドイツ帝国が誕生した。周りの国は嫌だっただろうね。欧州中央に大きな国ができる。それも軍事国家プロイセンを核としてだ。

 地政学的にはドイツは攻められ易いそうだ。国境の殆どは平原で、侵略を妨げる地形ではない。その危機感から軍備を増強する。周りの国々は警戒し、軍備を整える。で、第1大戦である。ベルサイユ条約で縛り上げてドイツが二度と大国にならぬ様にしたが、その過酷さが反発を呼び、ナチが台頭して第二次世界大戦になった。ドイツが二つの世界大戦を起こしたのだから、迷惑極まりないです。

 そしてNATOができたが、対ソ連が名目だが、ドイツを抑え込むと言う目的もあった。ドイツは米軍が守るから強い軍隊はいらないですよ、って事です。日本と似た環境である。

 東西ドイツが統一された。イギリスもフランスもアメリカも内心は反対で、ロシアのゴルバチョフに統一させない様内緒で働きかけたが、ダメだった。

 それで条件を付けた。NATOに留まる事。従来通り米軍の保護下にある事。ドイツはそれを飲んで今に至る。

 トランプ氏はその過程を知らないのかもね。欧州各国が恐れているのは、ロシアよりドイツだ。と地政学研究者は言います。そうかも知れないですなあ。

2025年4月26日土曜日

閑話番外 その百七十三

 


 前章の続きである。何で”貧乏旅行”が閑話番外かと云うと、ザックを背負う話だからだ。我々夫婦はホテルに酒お茶を持ち込む。文字通りの貧乏旅行である、えっへん! 昔は持ち込みは有料だったが、最近は冷蔵庫は空っぽにして、自由にお使い下さい、と言うホテルが増えた。従って、後ろめたさを感じる事もないので目出度い。

 今回は2Lのお茶、四缶のチューハイ、一缶の発泡酒、220mlの焼酎、180mlの日本酒、一冊の文庫本と一冊のハードカバー本、洗面具と雑品で5Kg弱であった。やけに酒を持ちますなあ。でも、チューハイや発泡酒は妻と半分ずつ飲むから、それ程ではないのです。

 それを詰めた日帰りザックを背負って歩き出したら、てきめんに左腕が痛く痺れて来た。こりゃあいかんと、右肩だけで背負って歩いた。5Kg弱ですよ、それが背負えないならちゃんとした山には行けない。春山で幕営なんて絶対無理、夢んごたる話だ。

 又もや整形外科に駆け込んで、リュックを背負ったら肩と腕が痛くて痺れる、左を向くと首が痛い、と首を強調して訴えたら効果あり、首のレントゲンを撮ってくれた。あたしは首が長いらしい。ろくろっ首程じゃないですよw 脛骨間の軟骨が加齢で減っている。炎症抑えと痛み止めを処方された。

 さて困った。スベリ症と喘息だけでも参っているのに、頸椎に依る痛み、それもザックを背負えない症状となっては、丹沢での避難小屋泊も幕営も不可能になった。だって、何時治るってもんでもなく、ずーっと続く様子なんだから。

 本当に低山歩きしかできなくなったのかなあ。前からそんな事を書いてはいたが、何時か治るかもと言う僅かな希望は持ってたんだよねえ。無期懲役とは言え、刑期が短縮されるって可能性はそれが小さくとも、ある。こうなると、何だか刑期短縮はないと宣言された気持ちです(涙)。

2025年4月23日水曜日

休題 その五百七十四

 

 久し振りの貧乏旅行、とは言えホテル代は軒並み寝上がっているので、キツい貧乏旅行ですなあ。又もや熱海だったので今月から宿泊税が二百円加算される。あたしと妻からじゃなくインバウンド客から取って欲しいだよお。

 小田原駅構内は外国人客だらけ。日本人だと思っても中国語を話しているw 煙草を吸いに新幹線口に行くと外国にいる様な塩梅、皆さん箱根を目指すのでしょう。だって、熱海には殆ど外国人の姿がないから。

 インバウンド客が増えるのは良いのだろうが、日本の法律は性善説に基づいているのでどう仕様もなくなる事例も多いだろう。例えば治療費。インバウンドだけでなく滞在外国人も含んだ話だが、治療費未払い或いは保険料未払いが新宿区だけで年間十一億円だと言う。日本全体ではどうなってんだ?厚生省も調べてないらしく不明だ。ちゃんと調べろよ!

 話がズレました。サンミ倶楽部別館と言う小さな宿に泊まった。駅から下って海岸手前の絶好の場所だ。部屋は十二室のみ、ざわざわしないのが妻の好みなので正解だった。あたしはざわざわしても問題ないんだけどね。

 風呂は小さいが、客が少ないので問題ない。食堂も落ち着ける。うん、ざわざわしないのも良いかも知れない。別館じゃなく本館の方は部屋が広かった。別館は建物が小さく部屋も狭い。運動会をするんじゃないから少々狭くとも文句はないんだけど。

 当た棒乍ら海に面しているんで、窓からは一面海、新島に通う船が行ったり来たりしている。堤防の突先には小さな灯台、それが緑の光なのだ。最近は熱海ばかり行ってるので懐かしい光になってしまった。

 小さい宿も良いもんだと初めて思った。朝食の案内は八十代の爺さん。感じの良い人なのだ。毎朝当番なのかな?あの歳迄働けるのは素晴らしいじゃないですか。あたしはあの歳迄生きてるだろうかw