久し振りにYと新宿で飲んだ。前に行ったテーブルに灰皿が置いてある店だ。二年前迄は年に何度か一緒に山に行ったが、今じゃあ オンボロボーローロ♪ 去年の冬に大山へ登ったのが最後だった。Yは犬(柴犬)の散歩にも苦労する有様なのだ。
わーわー話していると、外人さんが六人程入って来て、地下の部屋へ入って行った。トイレは地下なので、彼等の前を通ったら賑やかなスペイン語が聞こえる。ネットで調べて来るのだろうか。安くて美味しい店、で検索すればヒットする訳か。便利ですなあ。
話は山の事になった。昔は何のかんのと歩けたものだ。ヤバいガレザレも何とか這い登ったもんだ。今だったら聳えるガレザレを見ただけで即引き返すだろうw
Yが三十代、あたしが四十代の頃が一番馬力があった。当たり前か。どうしても木ノ又大日沢の話になる。一面のパノラマの大ガレ場、息を飲む迫力、目前の一筋のみの微かなガレ尾根、そこを登るしかない。既述なれどギャップがあって、どうしても越せない。大岩に土砂が付いているだけなので、蹴込めないのだ。散々探って1cmのスタントを見つけた。丁度臍の位置。思い切って足を上げ、地下足袋を引っ掻けて越えた。さてYだ。何度も失敗し、最後に登山靴の先だ掛かって越えられた。「心配してなかったよ、駄目だったら尊仏山荘へ走って、サブザイルを借りればOKと思ってたから」「当時大塚さんは身軽だったから」。そう、当時はですよ。
思えばあんなに必死になる事は他にないんじゃないか、と二人は同意した。ロッククライミングより悪いかも知れない。ロックの場合は確保しての行動だが、ガレザレには確保なんざなく、頼れるものなぞない!
少しでも良くなれば、大倉高原であのテントで、ゴロゴロして酒を飲もう、と話が決まった。地図上四十分、流石に何とかなるでしょう。

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