2024年9月19日木曜日

閑話 その四百六十三

 


 ある程度山をやった人は多分同じ思いだろう。厳しい冬山の美しさは素晴らしいし、夏山の爽快感は何物にも代えがたく、秋山の空気と紅葉と空の高さは別格です。でも、春山が一番! あ、この場合は雪の豊富な上越や北アルプスが対象です。

 何故に春山か、それについては本文でも閑話でもくどい位に書いている。それを又引っ張り出すのは一寸と気が引けはするが、ロクに山にも行けなくなった爺さんは、何度も何度も同じ事を繰り返し語るもんです。

 雪の多い年は見事に白銀の山々、少ない年は斑っぽくなるが、それは仕方ない。雪を踏んで稜線を歩けるのですぞ。尤も、稜線以外は急なトラバースなので歩けないんだけどね。

 どこでも幕営地。尤も、北アルプスで人の多い所は無理で、ほぼ上越の専売かな。水場に拘束されないのは実に嬉しい。雪を溶かせば良いのだ。そしてテントでも冬山の様な寒さに責められる事がない。極たまに寒波に遭遇しテントに氷の花が咲く事もあるけど、コヘルの水がガチガチに凍るには至らない。楽ちんで良いなあ~

 大体三日間は好天が続くので、晴れた日は半袖で歩きたい陽気だ。それなのに周りは白銀の山々、ね、天国みたいでしょうが。それが突然雪に変わるなんてのもあるんだけど、今は天気予報が確りしてるので、その確率は極めて低い様だ。

 まあ、暖かい冬山って位置づけで宜しいでしょう。そんな良い話があんのけえ?詐欺じゃねえのけえ? それが旦那、ここだけの話、本当なんですって。へっへっへ、一度お試しになったら如何でしょうか。

 Yが滑落しかけた”樹林帯冷や冷や”や、雪庇を避ける為の長い長いトラバースは一寸とキツいが、お安い対価である。荷物も冬山に準じて重くなるが、必要なんだから宜しい。天国で遊ぶ、あたしの春山はそうなんです。

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