十年程前迄は夢を見ては叫んで目覚めたりしていた。人と争って大声で叫びたいが声が出ずに藻掻いて、やっと声が出て自分の声で驚いて目覚めるってやつ。或いは相手を棒で叩きのめそうとするも、思う様に力が入らず偉く困って手を振り回して目覚める。バカみたいですなあ。
定番で、蜘蛛の巣だらけの所に飛び込んで周りは蜘蛛だらけ、恐怖の余り大声で叫んで飛び起きるってえのもありました。でも、歳と共に少なくなったのはめでたい。
妻は相変わらず夢を見ては騒ぐ。若い証拠なのかなw しょっちゅうではないですよ、頻繁に騒がれては寝ちゃいられない、唯でさえ眠りの浅いあたしなんだから。そうねえ、三月に二回程だろうか。その騒ぎが先月は二回もあった。集中する月もあるのでしょう。
一度目、夜中に妻がウーウーと何か言っている。常の如く肩を叩いて「夢だよ、夢だからね」と教えた。でもウーウーが止まらない。こりゃあ大分深く夢に入ったと思い、更に肩を叩き続けて「夢だよ」と言った。未だ続くウーウーを良く聞くと「肩を叩かないで」と言っている。あ、そうかと叩くのをやめた。
翌朝聞くと「肩を叩かれるのが響いて、やめてって言っていた」との事。ウーウーとしか聞こえなかったのだから未だ半分夢の中だったのだろう。「黙ればやめたのに」と言って二人で笑った。
二度目も夜中のウーウーである。又もや肩を叩いて「夢だよ」と言った。すると妻は、はっきりと大声で「夢じゃない!」と叫んだ。叫んだ瞬間夢だったと分かった、とは翌朝の二人の話。何やら長男と言い争っていると、「夢だよ」と誰かの声がするので「夢じゃない!」と叫んだのだそうだ。それ迄言いたい事が思う様に言葉に出ずに必死に言おうとしていたのに、「夢じゃない!」だけははっきり言えたとの事で、二人で大笑いした。他愛もない話で失礼しました。

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