2013年4月7日日曜日

休題 その百八




 ソニー、即ちコロンビアの作品は多彩で有った。うんと古い物は除いて、列挙しよう。
 戦場にかける橋、アラビアのロレンス、ナバロンの要塞、博士の異常な愛情、コレクター、イージーライダー、渚にて、ガンジー、ゴーストバスターズ、スタンドバイミー、氷の微笑、ジョーシャンクの空に、ジュマンジ、恋愛小説家、スパイダーマン、マスクオブゾロ、メンインブラック、チャーリィエンジェル、ダウィンチコード、ブラックホークダウン、ゾンビランド。
 ざっと目に付くだけでも、此れだけ有る。然もトライスターと言う子会社が有る。
 ランボー2・3、マグノリア、トータルリコール、ターミネーター2、クリフハンガー、第9地区、等々の作品を造って居る。
 あたしの絶賛して止まない、アラビアのロレンスと、博士の異常な愛情もそうだったんだ。そして、何と素晴らしい映画と思って居る、スタンドバイミー、ブラックホークダウン、マグノリア、ターミネーター2、第9地区もそうだったのか。
 此れを(珍しくも)調べて居て、一寸と気になったのは、本社の赤字を埋める為、製作本数を減らし、且つ若者向けの娯楽大作に力を注ぐ、と言う記事だ。
 今迄は、ソニーはワーナーに次いで製作本数が多く、年間20~22本だった。其れを10~20本に削減するのだ。そして大人向けのどっしりした作品は、う、う、造らないってさ……。
 もう、博士の異常な愛情は無いのだ。ショーシャンクの空にも無いのだ。ラストエンペラーも無いのだ。スパイダーマンとか、メンインブラックとか、チャーリーズエンジェルばかりになっちまうのかい?
 全くの処、世界的損失では有るまいか。パラマウントもディズニーも同じ路線だと言う。結局お子ちゃま向け専門になって、深くて良質な作品を生み出さなければ、やがて自分の首を絞める事になるのでは?
 何と言っても、親会社のソニーが、本業の電機で黒字になってくれないと、始まらない話って事ですなあ。

2013年4月4日木曜日

思い出す侭に馬鹿な話 その二






 で、雪のトラバースで偉い苦労をする事になっちまう訳なのだ。えーん、出来たら馬鹿を直したいよー。
 昔の「鍋割山」の章に記述済みの話で失礼!小学校三年生の次女を連れて、鍋割に登らんと後沢乗越を目指したと思いなさい。暫く沢沿いに行き、沢から離れるのだが、其処を見落として仕舞ったのだ。
 うーん、どうやっても見落とせない。道標は確りして居るし、道も明々白々なのだ。現に途轍もなく大勢の人が、迷わず登って行く道なのだ。有り得ない事此の上無し、と言い切っても宜しかろう。
 其れなのに、子供連れの私は見落として沢を進んで行った。勿論踏み跡も道標も人の気配も消え失せた。流石に間違えたと気付き、辺りを見回して手頃な藪に飛び込み、無理やりに尾根迄這い登ったのだ、子供連れで。
 おいおい、分かる所迄戻るのがセオリーだろが、子供に何か有ったらどうすんだよ!本当に馬鹿なんじゃないのか?
 ……そうかも知れない(又々涙)。
 二昔程前、Yと三ヶ木のバスターミナルで、青根方面行きのバスを待って居た。季節は冬だった。蛭へ泊まりに行くのだ。降雪直後だったので見える山々は真っ白、それでワクワクしない方がどうかして居る。
 で、時間でやって来たバスに、イソイソと乗り込んだ。バスは走り出し、何時もの道志道に入らずに真直ぐ南下して行く。あれ、変だ、間違えたぞ!と理性は言うが、感情は認めたがらないの、大概は。認めるのが余りに辛いので。。。車内アナウンスで宮ヶ瀬行きだと聞いて、やっと感情も認めざるを得ず、下車した。
 詰まり五分差で二本のバスが出ると言う状況だったと言う事なの。其れを知らない私は、行き先も確かめずに(そもそも其れが馬鹿だ!)、間抜けにも違うバスに乗り込んで仕舞ったのだ(又々々涙)。
 (思い出す侭に馬鹿な話 その三へ続く )

2013年4月3日水曜日

休題 その百七




 世界のソニーが電機部門で赤字だとは、前には想像もできなかった。長く続いた円高が効いたのだろう。併し今回の決算の経常利益は黒字で有る。保険と映画が赤字を埋めたのだ。
 コロンビアがソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントになったのはご承知の通り。因みにあ自由の女神は、自由の女神ではなく、コロンビアレディと呼ばれる別人だ。
 2012年は、売上十億円を越える作品が物を言った様だ。ドラゴンタトゥの女、アメイジングスパイダーマン、トータルリコール、ヴァイオハザードⅤ、の四本で有る。
 世界のソニーを救えるんだ、アメリカの映画産業とは。羨ましい、日本の映画業界なんざにゃあ、そんな力がない処か、良い映画を造る事さえ出来やしねえ!!
 え、独断だ、日本映画を確り観たのかって?うん、観てない、確かに独断です(ペコリ)。でも、ソニーを救えないのは確かでしょう。東宝が、日活が、角川が、松竹が、東宝が。下手すっと自分が助かるのでやっとでは?
 モロ、あたしなりの偏見ですよ!日本人は生と死と暴力と戦争から目を背けて、六十年以上を過ごして来て、リアルな世界が分からなくなった。現実世界は違うのだが、分からない者には分からない。北朝鮮が核ミサイルの照準を東京に合わせて居ても、全く知らない振りだ(としか思えない)。追い詰められたダチョウは、穴に頭を突っ込んで危機を見ない事にする、と言われる。それは伝説で有って、野生動物はそんな馬鹿な真似はしない。するのは、今の日本人位かな???
 従って、リアルに心に響く映画は造れない。上滑りして叫んで居るばかりの様に見える。あ、さっきも謝ったけど、確りチェックはしてないんで(する気が無いが本音です)、あくまであたしの偏見と思い込みですからね!!!
 ソニーの話だった。其れは次章でどうでしょう。嫌でしょうかねえ♪(続)

2013年4月1日月曜日

思い出す侭に馬鹿な話 その一





 零細山岳会が、奥秩父縦走の合流登山を行い、私とNが先発隊で全行程を歩いた話は、随分前にした。其の時私が食料をごっそり忘れて行ったので、哀れにもお粥暮らしになったとも書いた。
 実はもう一度有るのだ、食料をごっそりと忘れた事がだ。馬鹿は死ななきゃ何とやら(涙)。幸いだったのは、単独行だったので人様に迷惑を掛けなかった事位だ。
 夏だったので、ごろ寝をする心算だった(!)のだが、目的の峠に着いてザックを開けると食料が無い。良くしたもので、どうしたって無い物は無い。仕方無く、空腹を抱えて新聞紙を広げ、其の上で寝たが、偉く冷えた。満腹だったら随分マシだったのだろう。
 翌朝とっとと下山し(何せ腹が減ってるんで)家に帰ると、食料が部屋の真ん中に置いて有った。トホホホ……(涙)。
 春、谷川岳から清水峠へ縦走、謙信尾根で下った事が有る。前の章「我がロマンチック街道」でも触れたが、清水峠と謙信尾根は別尾根なのだ。清水峠より西、高度差120m程上で主稜線と分かれるのが謙信尾根なのだ。
 夏道は西から来て、其のジャンクションを清水峠へ下り、峠からトラバース道で謙信尾根へ渡る。行ったのは春だから雪で有る。夏道なんざあ有りゃあしねえ、雪の下だ。従って、ジャンクションから謙信尾根へ向かえば良いのだ。それですんなり物事が運ぶ。
 処が馬鹿とは不思議なもんで、訳の分からん行動に出る。清水峠へ着くと言うのが、絶対の目的になって仕舞うのだ。目的地は清水部落のバス停なのにさ!
 地図を見れば一目瞭然だろうって?勿論地図は見てんだけど、清水峠と言う地名の刷り込みが強過ぎて、わざわざ清水峠へ降り立ったのだ(又涙)。
 清水峠で気付いて愕然とした。一体此処に来る必要が有ったのけえ???有る筈無いだろうが、馬鹿!!!
 (思い出す侭に馬鹿な話 その二へ続く)