2024年5月7日火曜日

休題 その五百二十一


  午前中は仕事だったので、帰宅してから井上尚弥とルイス・ネリの試合を見た。結果は知っていたのだが、どんな勝ち方をしたかが興味の中心だ。

 な、何と、1ラウンドで左フックを貰って尚弥がダウンした! これがネリは怖いと言われていた訳なんだ。一発のある選手からうっかり貰うと、ダウンする。左フックだった。

 結果を知らなければさぞや冷や冷やした事だろう。1ラウンドはホールデング迄使って何とか凌いだ。でも、それ程のダメージは受けてなさそうなのが救いだった。

 続く2ラウンドにはコーナーに詰められて、カウンターの左フックでダウンを奪い返した。そこからは全くの尚弥のペースだ。5ラウンドにも左フックでダウンを奪い、打って来いとガードを下げる場面もあった。6ラウンドで右ストレートを決め、その後の右ストレートでネリはロープに引っ掛かる様にダウンし、もう立てなかった。

 そんな経緯はド素人のあたしが説明するだけ無意味ですな。そのド素人が見るに、実力は尚弥が遥かにネリを凌駕していた。ネリのパンチは殆ど躱され、尚弥のパンチは的確にネリを捕える。怖いのはラッキーパンチのみ、なんて偉そうに言える立場じゃないんだけどね。でも、攻撃も防御も尚弥がずーっと上。

 「尚弥は評価され過ぎている」とか「勝ちに日本に来た」とか、大口を叩いて盛り上げてくれて、尚弥に初めてのダウンを食らわせてくれたのは、敵乍ら天晴と言うべきだろう。

 そして、動きを見切られてからは良い様にあしらわれて、最後は壮絶なストレートで完璧なダウン、良くできた脚本の様であった。

 ネリの事は嫌いな人が多い。あたしは尚弥以来の俄かフアンなので、過去の因縁は知らないし興味もない。超一流とはとても思えないが、尚弥を初めてダウンさせた男として記憶に残ると思います。

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