六月初旬に次女夫婦は笠ヶ岳に登った。新穂高から笠新道ピストンだった。前夜発で車で入り、笠のキャンプ場で一泊し翌日下山で帰京。忙しい事である。
今はトンネルができたので、新穂高へは松本から入れる。あたしが初めて笠ヶ岳に行った三十代の頃は、名古屋に出て高山線で高山に着いて、そこからバスだった。登山基地迄が既に旅でしたなあ。
笠新道は登山口から稜線迄五時間四十分、稜線に出れば緩い歩きで一時間でキャンプ場だ。そこから山頂はすぐそこ。稜線へ時間が掛かるが、標高差は1200mだから塔に登るのと同じだ。処が距離の半分で一気に1000m登る。ここがキツいんです。傾斜が厳しいと体にも厳しいので、時間も掛からうってもんである。次女も「もう登る事はない」と言うからキツかったんでしょうよ。
半分から上は雪でアイゼンで登った。今年は残雪が多かったのだ。上の写真はゴールデンウイークのものだから、もっと雪はなく稜線付近から上が雪なのだろう。
あたしが三十代の時の笠のキャンプ場の水場はお盆の時期、巨大な残雪の下にトタン板を差し込んでそのトタンからザーザー流れる水がそれだった。手間いらずで豊富、随分楽をしました。それがなければ稜線直下に水場のマークがあるから、一寸と下らされるのだろう。次女達は一面の雪、雪を溶かさなければならなかったと不服そうだった。
その位何さ。幕営用具を背負って笠新道を登れたんだ、とても羨ましいよ。とは言ってもあたしも登れる歳だったとしても、もう登る気にはならないけどねw
笠ヶ岳は見栄えが良い山ではない。その癖登ると思いの外にキツい。だもんで余り人は押し寄せない。それでも次女達の他に三張り程テントがあったと言う。実に羨ましい。

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