2023年5月8日月曜日

閑話 その四百八

 


 Yと高取山へ行った。他に行く所がない訳ではないのだが、Yは三月の平標以来だし、あたしは加入道山で思わぬダメージを受けたので、こんなとこで良かろうってこってす。

 五月四日の連休中の快晴日。大山行のバスは臨時を出す賑わい。我々のバスはガラガラだったけどね。それでも歩き出すと登山者に会う。高取頂上は人が来ては去って行く。本当に人出が多かった。大山は頂上迄柔らかい緑に覆われていた。春霞で良く見えないのが残念。大山はさぞや新緑が鮮やかだろう。

 下り始めろと幾つものパーティと擦れ違う。若者や中年の諸君が目立つのは、連休の為だろう。中にはあたしみたいな年寄りもいるけど、平日と違って少数派だ。

 弘法山からの稜線に出ると子供連れが多くなった。従って増々賑やかである。何時もの我々の目標は、十二時迄に里湯に着く事だ。情けなくもそれは不可能に近いので、吾妻山を越えてから十二時のチャイムを聞こう、とランク落ちの目標になっている。今回はYも相当頑張っている。「体重で落下してる感じ」と言うが、下りも何時もより速い。吾妻神社で参拝して下っているとチャイム、ランク落ちの目標は達成できて目出度い。

 里湯は混んでいた。出る時は入り口に二十人程の列ができていた。入場制限だろう。一階の蕎麦屋も三十分待ちなのだ。五月の連休には初めて来たが、凄い!

 まあまあのできのハイクだった。Yは平標の後一週間は調子が戻らず、気が付けば左耳があかぎれ以上凍傷未満状態だったと。Yもやられる寒さだったのだ。

 里湯で体重を量ったら51Kg、減り過ぎじゃん! 顎がダメで噛めないのは効いてるんですなあ。Yも心配だが、自分の心配もしなくっちゃねw

 たまに高い所にも行くハイカー、それが簡単な目標でもなくなりつつあるのが悲しいですよ。

2023年5月5日金曜日

閑話番外 その百四十三


  前章に関係するのだが、山の話ではなくて行き帰りの車の話。山歩きが愕然とする程ダメだったので、せめて、少しでも昔に近くできた事の一つも書きたいじゃないですか。その発想が既にどう仕様もないのは分かってるですけど、余りに辛くて、つい(涙)。

 今回行ったのは裏丹沢と分類される山域。交通機関は壊滅状態、バスはあっても一日に四往復とかで、話にならん! 従ってあたしのボロ車で行く事になる。結構走るのだが、世田谷にいた頃とはレベルが違う。下道で二時間以内で着いちゃうんだもんねえ

 三ケ木から一寸と先からは道志道と呼ばれる国道413号線、暫くは大人しい道だがやがてカーブが多発する道となる。山梨県側に入ると急カーブがどんどん出て来て、好き者には堪らん国道の様だ。だもんで、バイクの諸君も非常に多いのだ。書き忘れたので補足すると、S字急カーブが多いのだ。

 行きは前車に付いて、意識して間を取ってゆっくり行った。帰りは一人で走って、気付くと乗用車が後ろに付いている。お、こいつ速いぞ、どっか広い所で先に行って貰おう。

 工事で一通、前に軽自動車が停まっている。OK合図で走り出すとその軽が速い! アップダウンはあるが下り気味の方向、そうなると車の排気量は関係なく、腕の話になる。その軽は慣れた道を行く中年以下と見た。カーブをぐんぐん攻めるのだから。

 後ろの車に譲る気でいたが、軽に負けて堪るか!と思ったですよ。決して差別じゃないんです。じゃあ何だと言われると、う、う、軽に付いていけないなんて自分を許せない! こりゃどうにも差別ですなあ(汗)。

 兎に角ですよ、負けて堪るかって食らい付いて行ったですよ。急カーブではこっちが減速して間を保ったけど、ふっふっふ、あたしの勝ちで良いかのな。あ、後ろの乗用車はどうにか付いては来てましたw 

 あたしゃ全くのバカですなあ、山では直ぐに潰れる癖に(又涙)。

2023年5月2日火曜日

閑話 その四百七


  残念乍ら多少よろよろ気味に下って行く。やっと駐車場に着くと、林業何たらと書いた車が止まっていた。八人は悠々と乗れる大きさだ。ははーん、あの東屋の諸君は林業関係の一団だったのかもね。若者が林業を担ってくれなければ、日本の林業は滅びる。頼もしい諸君だ、と勝手に感心する。

 直ぐ下が道志の湯だ。行くと十一時開始だとの事で、何と一時間以上ある。仕方なく菰吊山の帰りに寄ったいやしの湯へ車を走らす。

 こっちはやってました。相変わらずマスク着用、密を避けろとなっている。こんな田舎なんだからもう問題なかろうに、と余所者は思ってしまうのだ。

 顎が不具合でも蕎麦なら食べられる、噛まないでも良いから(犬と同じです)。湯から出て食堂に行くと十一時からだと言う。け、ここもかよう、と車に乗って去る。思えば十五分も待てば良かったのに、短気者はこれだから困る。

 後はひたすら走って帰りました。車なもんで風呂上がりの一杯はお預け、それが楽しみなんだけどねえ。静寂の山と新緑をたっぷり味わったのだから、それ位我慢しましょう。

 山に関しては以上で終わりだが、それからが大変だった。翌日から脹脛が筋肉痛、階段を降りるのが一苦労である。筋肉痛は五日間続いた! 平標でも筋肉痛はなかったのにどうしたってんだ。その上数日は疲れが残って、ダルくて堪らんのだ。

 ダメじゃんさあ、本当にハイカー、それも低山だけのハイカーになっちまっただかよお(涙)。

 結構ショックではありました。爺ケ岳なんぞに行ってたら、冬道に入った途端に動きが取れなくなる処だった。藪と腐り雪と急斜面、もうあたしの関わる世界ではない。簡単に登降してた感覚だけが残ってるんだよね。実際は崩壊の巻き道で冷や汗を流す爺さんです。

 己を知り無理はしない、ってこってす。